「s級1班って具体的にどんな層ですか?」というご質問をいただきました。観戦歴8年の私から見ると、s級1班は競輪界の「中核層」で、長期的に支える選手が多く在籍する大切な階級です。今日は、s級1班について整理します。
情報はKEIRIN.JP公式・JKAランキング・各種スポーツ紙の2025年5月時点を参照しています。
s級1班とは何ですか?
s級1班は、S級S班(9名)の次に位置する約60名のs級選手です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 在籍人数 | 約60名 |
| s級全体での位置 | S級S班9名の次・1班約60名・2班約120名 |
| 主な出場 | G1〜G3レギュラー |
| 平均年収 | 1,500〜3,000万円 |
s級1班に在籍する選手は、過去にG1優勝経験を持つベテランから、SS入りを目指す若手まで、幅広い世代が混在しています。
s級1班の主要選手(地区別)
北日本地区
| 選手 | 期 | 戦法 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 新田祐大 | 福島・90期 | 追込・自在 | KEIRINグランプリ2013年優勝 |
| 渡邉一成 | 福島・88期 | 追込・自在 | 共同通信社杯2019年優勝 |
| 佐藤慎太郎 | 福島・78期 | マーク・追込 | KEIRINグランプリ2019年2着 |
| 守澤太志 | 秋田・96期 | 自在・追込 | G3複数優勝 |
新田祐大選手は2013年GP優勝者で、ロンドン・リオ五輪のケイリン代表でもあるベテランです。
関東地区
| 選手 | 期 | 戦法 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 平原康多 | 埼玉・87期 | 両刀・自在 | 高松宮記念杯2020年優勝 |
| 武田豊樹 | 茨城・88期 | 自在・追込 | KEIRINグランプリ2010年優勝 |
平原選手は43歳でも第一線で活躍する関東ラインのベテランです。
南関東地区
| 選手 | 期 | 戦法 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 萩原孝之 | 神奈川・92期 | マーク・追込 | 南関ライン番手の主軸 |
| 桐山敬太郎 | 神奈川・92期 | マーク | 南関ライン番手 |
| 諸橋愛 | 新潟・79期 | 追込 | KEIRINグランプリ2006年2着 |
中部地区
| 選手 | 期 | 戦法 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 深谷知広 | 静岡・96期 | 捲り・両刀 | 高松宮記念杯2018年優勝 |
| 浅井康太 | 三重・90期 | 両刀・自在 | 寛仁親王牌2017年優勝 |
深谷選手は中部ラインの主軸として、瞬発力に優れた捲り脚を持ちます。
近畿地区
| 選手 | 期 | 戦法 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 三谷竜生 | 奈良・101期 | 自在・追込 | KEIRINグランプリ2015年優勝 |
| 椎木尾拓哉 | 和歌山・88期 | 追込 | G3複数優勝 |
三谷選手はGP優勝者で、近畿ラインの中堅として安定した活躍を続けています。
中国地区
| 選手 | 期 | 戦法 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 松浦悠士 | 広島・98期 | 捲り・追込 | KEIRINグランプリ2019年優勝 |
| 清水裕友 | 山口・105期 | 逃げ・自在 | 高松宮記念杯2023年優勝 |
松浦選手はGP優勝者で、2025年7月にはS級S班に追加選出されました。
四国地区
| 選手 | 期 | 戦法 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 松本貴治 | 愛媛・111期 | 自在・追込 | 2026年S級S班補欠 |
九州地区
| 選手 | 期 | 戦法 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 山田英明 | 佐賀・89期 | 捲り・自在 | 寛仁親王牌2021年優勝 |
| 中川誠一郎 | 熊本・85期 | 自在・追込 | 寛仁親王牌2014年優勝 |
| 林雄一 | 福岡・94期 | マーク | 九州ライン番手 |
s級1班の出場グレードは?
s級1班の出場機会は以下の通りです。
| グレード | 出場確率 | 役割 |
|---|---|---|
| GP(KEIRINグランプリ) | なし(S級S班のみ) | – |
| G1 | 高め(年5〜10回) | レギュラー出場 |
| G2 | 高め(年3〜4回) | レギュラー出場 |
| G3(記念競輪) | 高め(年20〜30回) | 主軸 |
| F1(普通開催) | あり | 上位常連 |
| F2 | 限定的 | 通常は出場しない |
s級1班はG1〜G3の主軸として活躍する層で、年間を通じて高グレードレースに出続けるのが特徴です。
s級1班とs級S班の違いは?
| 観点 | s級1班 | S級S班 |
|---|---|---|
| 在籍人数 | 約60名 | 9名 |
| GP出場権 | なし | あり |
| G1出場 | 一部レース | ほぼ全レース |
| 年収 | 1,500〜3,000万円 | 1億円前後 |
| 選出基準 | 競走得点上位約60名 | 前年度G1優勝者中心 |
最大の差はGP出場権です。S級S班に上がるには、前年度のG1優勝が最も確実なルートになります。
s級1班に上がる条件は?
s級2班からs級1班への昇格は、競走得点で上位約60名に入ることが条件です。
| 評価期 | 適用期間 |
|---|---|
| 前期 | 1月〜6月の競走得点 |
| 後期 | 7月〜12月の競走得点 |
各6ヶ月の競走得点で順位が決まり、上位約60名が次期のs級1班に振り分けられます。s級1班入りすると、G1・G2レギュラー出場権が得られるため、選手のキャリアにとって重要な節目となります。
s級1班のキャリア例
ケース1: 若手の躍進例
A級1班→s級2班→s級1班(数年で)→S級S班(G1優勝で)
例:寺崎浩平選手(117期)は2025年競輪祭G1優勝で、2026年からSS班入り。
ケース2: ベテランの長期定着例
s級S班→s級1班(年齢とともに)→s級1班定着→引退
例:新田祐大選手(90期)は2013年GP優勝でSS入り後、s級1班に定着して長く活躍。
ケース3: A級からの再昇格例
A級1班→s級2班→A級1班→s級2班→s級1班(実力主義の往復)
ベテラン選手で時折見られるキャリアパターンです。
ピラー記事への内部リンク
s級・A級選手の戦法と実績の詳細は、ピラー記事にまとめています。
S級・A級主要選手図鑑|2025年版・地区別ベテランから若手まで
まとめ:s級1班は競輪界の中核
s級1班について整理しました。
- 約60名のs級選手
- G1〜G3のレギュラー出場
- 平均年収1,500〜3,000万円
- 過去のG1優勝者からSS入りを目指す若手まで多様
- 競走得点上位約60名で振り分け
単発の勝ちより一年通しての佇まいを見るのが私の主義ですが、s級1班の選手たちは、長く第一線で活躍する「佇まい」を体現しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. s級1班には何人いますか?
A. 約60名です。s級全体の約3分の1を占めます。
Q2. s級1班とs級S班の違いは?
A. GP出場権の有無と競走得点の順位が主な違いです。S班9名は前年G1優勝者中心、1班約60名は競走得点上位です。
Q3. s級1班の年収目安は?
A. 1,500〜3,000万円が目安です。
Q4. s級1班に上がる条件は?
A. 競走得点で上位約60名に入ること。半年ごとの評価で昇降格があります。
Q5. s級1班の主要選手は?
A. 新田祐大・平原康多・深谷知広・松浦悠士・三谷竜生・山田英明などが代表的です。
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