「競輪選手のs級って年収どのくらいなんですか?」という質問は、観戦初心者の方からよく寄せられる定番の質問です。観戦歴8年の私から見ると、年収の数字は競輪選手のキャリアと階級制度を理解する大切な指標です。今日は、s級選手の年収を階級別に整理します。
情報はKEIRIN.JP公式賞金発表・各種業界誌の2024年実績を参照しています。
競輪選手のs級における年収は階級でどう違いますか?
s級は3つの班に分かれ、それぞれの年収目安は以下の通りです。
| 階級 | 平均年収 | 上位選手の年収 |
|---|---|---|
| s級S班 | 1億円前後 | 1.5〜2億円 |
| s級1班 | 1,500〜3,000万円 | 7,000〜9,000万円 |
| s級2班 | 800〜1,500万円 | 2,500〜3,500万円 |
s級全体(約190名)の約7割が年収1,000万円超で、競輪選手のs級は公営競技の中でも最高水準の高収入層と言えます。
s級S班(最高峰9名)の年収実額
2024年シーズンの実額(KEIRIN.JP公表値)は以下の通りです。
| 選手 | 2024年獲得賞金(概数) |
|---|---|
| 脇本雄太 | 約1.5億円 |
| 古性優作 | 約1.3億円 |
| 郡司浩平 | 約1.1億円 |
| 新田祐大 | 約1.0億円 |
| 松浦悠士 | 約9,000万円 |
| 深谷知広 | 約8,500万円 |
| 平原康多 | 約8,000万円 |
| 吉田拓矢 | 約7,500万円 |
| 三谷竜生 | 約7,000万円 |
賞金以外の手当・スポンサー収入を加えると、ほぼ全員が年収1億円規模に到達します。
s級1班(約60名)の年収実額
2024年シーズンのs級1班上位選手の獲得賞金は以下の通りです。
| 選手 | 所属 | 2024年獲得賞金(概数) |
|---|---|---|
| 山田英明 | 佐賀・89期 | 約6,500万円 |
| 浅井康太 | 三重・90期 | 約6,000万円 |
| 清水裕友 | 山口・105期 | 約5,500万円 |
| 武田豊樹 | 茨城・88期 | 約5,000万円 |
| 渡邉一成 | 福島・88期 | 約4,500万円 |
s級1班でも上位は5,000万円〜6,500万円の賞金。年収にすると7,500万円〜1億円規模になります。
s級2班(約120名)の年収実額
s級2班の年収目安は800〜1,500万円。F1(普通開催)の優勝賞金(60〜80万円)を月数回ペースで獲得して積み上げます。
| グレード | 出場機会(年) | 賞金合計目安 |
|---|---|---|
| F1優勝 | 5〜10回 | 300〜800万円 |
| F1上位(2〜3着) | 20〜30回 | 400〜800万円 |
| F2出場 | 10〜20回 | 100〜200万円 |
| 出場手当 | – | 200〜400万円 |
| **年間合計** | – | **1,000〜2,200万円** |
s級2班上位(s級1班昇格寸前)の選手は、年収2,000万円超に到達することもあります。
A級と比較するとどう違いますか?
参考までに、A級各班の年収目安も合わせて整理します。
| 階級 | 平均年収 |
|---|---|
| s級S班 | 1億円前後 |
| s級1班 | 1,500〜3,000万円 |
| s級2班 | 800〜1,500万円 |
| A級1班 | 600〜800万円 |
| A級2班 | 500〜600万円 |
| A級3班 | 約400万円〜 |
s級になると年収が一段階上がるのが分かります。s級2班とA級1班の差は約300〜500万円で、s級昇格は選手の生活を大きく変える節目です。
競輪選手の年収内訳
s級選手の年収の内訳は以下の通りです。
| 収入源 | 構成比 |
|---|---|
| 競走賞金 | 約75〜80% |
| 諸手当(出場手当・斡旋手当) | 約15% |
| スポンサー収入 | 約3〜8%(s級S班上位ほど高い) |
| イベント・取材出演料 | 約2% |
競走賞金が収入の8割を占めるため、選手の収入は実力主義そのものです。
競輪選手の手取りはどのくらい?
賞金から税金・諸経費を引いた手取りは、概ね年収の60〜70%です。
| 年収 | 手取り目安 |
|---|---|
| 1億円 | 約6,500〜7,000万円 |
| 5,000万円 | 約3,200〜3,500万円 |
| 3,000万円 | 約2,000〜2,100万円 |
| 1,500万円 | 約1,000〜1,100万円 |
| 800万円 | 約580〜600万円 |
競輪選手は自営業扱いで、所得税・住民税・社会保険を自分で納める必要があります。
競輪選手の年収はなぜ高いのか?
私が観戦してきて感じる、競輪選手の年収が高い理由を整理します。
1. 公営競技の収益構造
競輪は売上の75%が払い戻しに回り、残り25%が選手・運営・JKAに分配される構造です。s級S班には大規模な賞金が回ります。
2. 出場機会の多さ
s級選手は年間50〜100開催に出場し、各開催で出場手当・賞金を積み上げます。
3. 引退後の保障
JKAから退職金・年金が支給され、競輪選手は長期的に安定したキャリアパスを持ちます。
4. 公営競技ならではの高単価
s級S班のGP優勝1億4,000万円、G1優勝6,000〜7,000万円という賞金水準は、他のスポーツでも珍しい高さです。
競輪選手の年収トレンド
2024年は競輪選手の獲得賞金が史上最高額を記録した年でした。
| 年代 | s級S班平均年収(概数) |
|---|---|
| 2019年 | 約7,000万円 |
| 2022年 | 約9,000万円 |
| 2024年 | 約1億円 |
| 2025年(推定) | 約1億円超 |
2019年と比較して、男子s級は700万円以上の平均額アップとなっています。これは競輪人気の高まりと売上拡大を反映した結果です。
ピラー記事への内部リンク
s級・A級選手の詳細な戦法・実績は、ピラー記事にまとめています。
S級・A級主要選手図鑑|2025年版・地区別ベテランから若手まで
まとめ:s級選手は階級で年収が大きく変わる
競輪選手のs級における年収を、階級別に整理しました。
- s級S班:1億円前後(上位1.5〜2億円)
- s級1班:1,500〜3,000万円
- s級2班:800〜1,500万円
- 全体の約7割が年収1,000万円超
- 賞金が収入の8割(実力主義)
- 2024年は史上最高額を記録
「単発の勝ちより一年通しての佇まい」、s級選手の年収は、その積み重ねの結果と言えます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 競輪選手のs級の平均年収は?
A. s級S班1億円前後・s級1班1,500〜3,000万円・s級2班800〜1,500万円が目安です。
Q2. s級選手で1億円超は何人?
A. 2024年実績で約5名(s級S班の上位)が年収1億円を超えます。
Q3. s級とA級の年収差は?
A. s級2班とA級1班の差は約300〜500万円。s級S班とA級1班では約20倍以上の差があります。
Q4. 賞金以外の収入源は?
A. 出場手当・斡旋手当・スポンサー収入・取材出演料などです。
Q5. 競輪選手の手取りは?
A. 概ね年収の60〜70%です。自営業扱いで税金・社会保険を自分で納めます。
📚 もっと深く学びたい人へ(関連ピラー記事)
この記事のテーマをさらに広げたい人は、以下の総合ガイドをチェックしてみてください。


コメント