「SS級って何のことですか?」というご質問を、競輪を始めたばかりの方からよくいただきます。観戦8年の私も、SSとS班の関係を最初は曖昧にしていました。今日は、競輪の「SS級」(正式名称:S級S班)について整理します。
情報はKEIRIN.JP公式・JKAランキング・MoreCADENCE誌の2025・2026年情報を参照しています。
競輪の「SS級」とは何ですか?
「SS級」は通称で、正式にはS級S班を指します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | S級S班(しろうエスはん) |
| 通称 | SS級・SS班 |
| 在籍人数 | 9名 |
| 役割 | 競輪選手の最高ランク・KEIRINグランプリ出場権保有 |
「S級の中のさらに最高峰9名」という意味合いで、ファンの間ではSS級と呼ぶ習慣が定着しています。
SS級は何人いますか?
9名です。2012年からこの定員に固定されています。
| 年 | 定員 | 主な変更点 |
|---|---|---|
| 2008年〜2011年 | 9名 | 当初は7名 |
| 2012年〜現在 | 9名 | 9名固定、SS全員がGP出場可能に |
2026年のSS級(S級S班)9名
2026年のS級S班に選出された9名は以下の通りです(KEIRINグランプリ2025の出場メンバー)。
| 選手 | 所属 | 期 | 戦法 |
|---|---|---|---|
| 脇本雄太 | 福井 | 94期 | 逃げ・両刀 |
| 吉田拓矢 | 茨城 | 107期 | 自在・捲り |
| 寺崎浩平 | 福井 | 117期 | 逃げ |
| 嘉永泰斗 | 熊本 | 113期 | 逃げ・両刀 |
| 阿部拓真 | 宮城 | 107期 | 逃げ・捲り |
| 古性優作 | 大阪 | 100期 | 捲り・追込 |
| 眞杉匠 | 栃木 | 113期 | 捲り・自在 |
| 郡司浩平 | 神奈川 | 99期 | 逃げ・捲り |
| 南修二 | 大阪 | 88期 | 追込・自在 |
補欠:松本貴治(愛媛・111期)
寺崎浩平・嘉永泰斗・阿部拓真・南修二の4名が2026年から初のS級S班入りとなりました。これは近年で最多の新規入班数で、競輪界に新陳代謝が起きていることを象徴しています。
SS級の選出条件は?
SS級の選出条件は、前年度のG1優勝者を中心に9名が選ばれます。
| 選出パターン | 内容 |
|---|---|
| 1. G1優勝者枠 | 前年度のG1優勝者がほぼ全員選出 |
| 2. 競走得点上位枠 | G1優勝者が9名未満の場合、競走得点上位から補充 |
| 3. 補欠繰り上げ | 怪我等でS班選手が欠場時、補欠選手が繰り上げ |
具体的な選考はJKA(公益財団法人JKA)が前年度成績に基づいて行います。
SS級9名の地区分布
2026年のSS級9名の地区分布は以下の通りです。
| 地区 | 選手 |
|---|---|
| 北日本 | 阿部拓真(宮城・107期) |
| 関東 | 吉田拓矢(茨城・107期)、眞杉匠(栃木・113期) |
| 南関東 | 郡司浩平(神奈川・99期) |
| 中部 | 脇本雄太(福井・94期)、寺崎浩平(福井・117期) |
| 近畿 | 古性優作(大阪・100期)、南修二(大阪・88期) |
| 中国 | (該当なし) |
| 四国 | (補欠:松本貴治) |
| 九州 | 嘉永泰斗(熊本・113期) |
中部地区(2名:脇本・寺崎)と近畿地区(2名:古性・南)が複数選出されました。中部地区はライン構成の「先頭にも番手にも強い選手がいる」厚みが際立っています。
SS級になると何が変わりますか?
SS級昇格による主な変化は以下の通りです。
| 観点 | 変化 |
|---|---|
| GP出場権 | KEIRINグランプリ(12月30日)に出場可能 |
| 出場機会 | G1全レースの招待出場権 |
| 年収 | 1億円前後(賞金額が大きく増加) |
| 認知度 | スポーツメディアでの露出増 |
| ライン編成 | 番手の選手から「最強の先頭」として依頼が増える |
特にGP出場権は大きな意義があります。年に1度の最高峰レースで1億4,000万円の優勝賞金を争える権利は、選手にとっての最大のステータスです。
SS級選手の獲得賞金(2024年実績)
2024年シーズンのSS級上位選手の獲得賞金(KEIRIN.JP公表値)は以下の通りです。
| 選手 | 2024年獲得賞金(概数) |
|---|---|
| 脇本雄太 | 約1.5億円 |
| 古性優作 | 約1.3億円 |
| 郡司浩平 | 約1.1億円 |
| 新田祐大(2024年SS) | 約1.0億円 |
| 松浦悠士(2024年SS) | 約9,000万円 |
賞金以外の手当・スポンサー収入を加えると、SS級上位選手の年収は1.5〜2億円規模に達します。
SS級9名の戦法バランス
2026年のSS級9名の戦法を分類すると以下の通りです。
| 戦法 | 該当選手 |
|---|---|
| 逃げ(先行型) | 脇本雄太・寺崎浩平・嘉永泰斗・阿部拓真・郡司浩平 |
| 捲り(中団から飛び出し) | 古性優作・眞杉匠・吉田拓矢 |
| 追込・自在 | 古性優作・南修二・吉田拓矢 |
先行型5名・捲り型3名・追込型2名という構成で、レース展開のあらゆるパターンに対応できる多様性が確保されています。
SS級の歴代でのトピック
歴代SS級では、以下のような印象的な記録があります。
| 年 | トピック |
|---|---|
| 2008年 | SS班制度開始(当初7名) |
| 2012年 | 9名定員に増員・全員GP出場可能に |
| 2018年 | 脇本雄太選手・初のSS班入り |
| 2023年 | 脇本選手が2度目のGP制覇 |
| 2026年 | 寺崎・嘉永・阿部・南が初入班(4名同時入班は近年最多) |
ピラー記事への内部リンク
S級全体の選手図鑑は、ピラー記事にまとめています。
S級・A級主要選手図鑑|2025年版・地区別ベテランから若手まで
まとめ:SS級は競輪の頂点
競輪の「SS級」(S級S班)について整理しました。
- SS級=S級S班の通称、9名の最高峰
- 2026年は脇本・吉田・寺崎・嘉永・阿部・古性・眞杉・郡司・南
- 選出は前年度G1優勝者中心
- 年収は1億円前後
- GP出場権は最大のステータス
「単発の勝ちより一年通しての佇まい」を見るのが私の主義ですが、SS級9名の競走は、その「佇まい」が極まった姿だと感じます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「SS級」とは何ですか?
A. S級S班の通称です。競輪選手の最高ランクで、定員9名です。
Q2. SS級は何人いますか?
A. 9名です。2012年から定員が9名に固定されています。
Q3. 2026年のSS級メンバーは?
A. 脇本雄太・吉田拓矢・寺崎浩平・嘉永泰斗・阿部拓真・古性優作・眞杉匠・郡司浩平・南修二の9名です。
Q4. SS級に上がる条件は?
A. 前年度のG1優勝が最も確実なルートです。競走得点上位からの選出もあります。
Q5. SS級選手の年収は?
A. 平均1億円前後で、上位選手は1.5〜2億円規模に達します。
📚 もっと深く学びたい人へ(関連ピラー記事)
この記事のテーマをさらに広げたい人は、以下の総合ガイドをチェックしてみてください。


コメント