「場外発売って実際どんな仕組みですか?」というご質問をSNSで何度かいただきました。観戦8年で私が見てきた範囲で整理します。
情報はKEIRIN.JP公式・各場発表値・Wikipedia競輪場外車券売場の2025年情報を参照しています。
競輪の場外発売とは何ですか?
場外発売とは、本場で開催されているレースの車券を、本場以外の場所で販売する仕組みです。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 売られる場所 | 他の本場、場外車券売場(サテライト)、インターネット |
| 売上の帰属 | 本場(開催場)に売上が入り、発売場には手数料 |
| 発売対象 | 本場で開催中のレース全て |
例えば、福岡県の久留米競輪場でレースが開催されている日に、東京都の京王閣競輪場・兵庫県のサテライト姫路・KEIRIN.JPなどで、久留米のレースの車券を購入できます。これがすべて「場外発売」です。
場外発売はいつから始まりましたか?
競輪の場外発売は、1956年(昭和31年)に最初の場外車券売場が開設されたのが始まりです。当初は本場の補完施設として位置づけられていましたが、徐々に売上に占める比率が高まっていきました。
2000年代以降は、インターネット投票の普及により、場外車券売場(サテライト)の役割が大きく変わっていきました。
| 年代 | 場外の中心 |
|---|---|
| 1950-90年代 | サテライト(場外車券売場) |
| 2000年代 | サテライト+電話投票 |
| 2010年代 | インターネット投票(KEIRIN.JP・WINTICKET等) |
| 2020年代 | スマホアプリ中心 |
場外発売の対象になるのはどのレースですか?
原則として本場で開催中のすべてのレースが場外発売の対象です。
| 開催種別 | 場外発売対象 |
|---|---|
| GP(KEIRINグランプリ) | あり(全国場・サテライト・ネット) |
| G1・G2・G3 | あり(全国場・サテライト・ネット) |
| F1・F2 | あり(一部限定発売のみ対象外) |
| ナイター開催 | あり(夜間営業のサテライトで対応) |
| ミッドナイト競輪 | あり(ネット投票中心) |
ミッドナイト競輪(22時〜23時開催)は無観客レースとして開催されるため、本場での観戦はできず、場外発売(ネット投票中心)で楽しむ形式になっています。
場外発売の売上シェアはどのくらい?
2024年度の競輪売上構成は以下の通りです。
| 売上区分 | 構成比 | 売上額(推計) |
|---|---|---|
| インターネット投票 | 約85% | 約8,500億円 |
| 本場販売 | 約7% | 約700億円 |
| 場外車券売場販売 | 約6% | 約600億円 |
| 電話投票・その他 | 約2% | 約200億円 |
| **合計** | **100%** | **約1兆円** |
ネット投票を含めた広義の場外発売は売上全体の93%を占めます。狭義のサテライト販売は6%にとどまりますが、それでも年間600億円規模で推移しています。
場外発売の手数料はどう決まりますか?
| 区分 | 発売手数料(概数) |
|---|---|
| 場外車券売場(サテライト) | 売上の5〜8% |
| 他の本場 | 売上の3〜5% |
| インターネット投票事業者 | 売上の1〜3% |
ネット投票が他の場外手段より手数料が低いため、開催場にとっても収益率が高い販売チャネルになっています。これがネット投票へのシフトが進んでいる経済的な背景でもあります。
場外発売を利用する3つの方法
1. インターネット投票
最も主流の方法です。代表的なサービスは以下の通り。
| サービス名 | 運営会社 | 特徴 |
|---|---|---|
| KEIRIN.JP | JKA公式 | 全場対応・公式アプリあり |
| WINTICKET | サイバーエージェント | キャンペーン豊富・ライブ視聴良好 |
| オッズパーク | ソフトバンク系 | 競輪・オートレース統合 |
| 楽天Kドリームス | 楽天 | 楽天ポイント連携 |
2. 場外車券売場(サテライト)
全国約70か所。複数場のレースを大型モニターで観戦しながら、紙のマークカードで車券を購入する伝統的なスタイルです。
3. 本場の場外発売窓口
自場非開催日でも、他場のレースを場内の発売窓口で購入できます。久留米競輪場では、自場非開催日にも小倉・武雄などのレース発売を行っています。
場外発売と本場の発売価格は違いますか?
同額です。100円の3連単は、本場でも場外でもネットでも100円で購入できます。違うのは「入場料」と「手数料の内訳」だけで、車券の販売価格に差はありません。
ピラー記事への内部リンク
各場の場外発売状況と本場開催スケジュールの詳細は、ピラー記事にまとめています。
全国43競輪場の特徴と攻略|333m・400m・500mバンク完全一覧
まとめ:場外発売は競輪の中核を担う仕組み
競輪の場外発売を、仕組み・対象場・売上シェアの3観点から整理しました。
- 場外発売は1956年から続く伝統的な仕組み
- 対象は本場開催中の全レース
- 売上の85%はインターネット投票
- サテライト6%・本場販売7%
- 車券の販売価格は本場・場外・ネットすべて同額
先輩を立て、後輩を守るライン戦の本質を、全国のどこからでも楽しめるのが場外発売の意義だと、私は感じています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 場外発売はどんな仕組みですか?
A. 本場で開催中のレースの車券を、他の本場・サテライト・ネット投票で販売する仕組みです。
Q2. 場外発売はいつから始まりましたか?
A. 1956年(昭和31年)に最初の場外車券売場が開設されました。
Q3. 場外発売で買える車券は本場と同じですか?
A. 同額です。100円の3連単は本場でもサテライトでもネットでも100円です。
Q4. ミッドナイト競輪も場外発売で買えますか?
A. はい。ミッドナイト競輪は無観客のため、場外発売(主にネット投票)でのみ購入できます。
Q5. ネット投票とサテライトはどちらが便利ですか?
A. 利便性ならネット投票、臨場感ならサテライトです。使い分けるのがおすすめです。
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