ガールズ競輪の賞金構造を深掘り|着順別・グレード別・斡旋手当まで

ガールズケイリン

久留米の春は風が強いと言われています。今日はガールズ競輪の賞金構造について、より深く書きます。前回の概要記事では全体像を整理しましたが、今回はグレード別・着順別の細かい金額、斡旋手当・出走手当などの副収入、年間収入の実例まで踏み込みます。煽らず、現実の数字を丁寧にお伝えします。

ガールズ競輪の賞金は何で構成されていますか?

ガールズ競輪選手の収入は、大きく4つで構成されています。

収入源 内訳
レース賞金 着順別の獲得賞金(主収入)
斡旋手当 出走のたびに支給される日当
出走手当 1レース出走ごとの手当
副収入 スポンサー・メディア出演など

L級1班選手の年間収入の構成

平均的なL級1班選手の年間収入は約1,300万円で、その内訳は以下のようになります。

内訳 金額(概算) 構成比
レース賞金 約1,050万円 約80%
斡旋手当 約150万円 約12%
出走手当 約100万円 約8%
副収入 不定 別途

レース賞金が全体の8割を占めるのが標準的な構造です。

グレード別の優勝賞金はどれくらい違いますか?

ガールズケイリンのグレード別優勝賞金を整理しました。

主要グレード優勝賞金一覧(2025年)

グレード 大会例 優勝賞金 開催回数(年)
ガールズグランプリ 平塚12/29 1,000万円 1回
競輪祭女子王座戦(G1) 小倉11月 1,000万円 1回
女子オールスター競輪(G1) 各地8月 600万円 1回
ガールズケイリンコレクション(G1) 各地1・8月 500万円 2回
ガールズドリームレース(G3) 各地随時 約60万円 約5回
FⅠ開催 各地随時 約25万円 約120回
FⅡ開催 各地随時 約15万円 約180回

G1優勝が最大で1,000万円、FⅡ優勝は約15万円と、グレードによって約67倍の差があります。

着順別の賞金はどう決まりますか?

着順別賞金は、グレードによって配分が決まっています。代表的なグレードの着順別賞金を整理します。

ガールズグランプリの着順別賞金

着順 賞金 比率
1着 1,000万円 100%
2着 400万円 40%
3着 250万円 25%
4着 150万円 15%
5着 120万円 12%
6着 100万円 10%
7着 80万円 8%

7着でも80万円が出るため、グランプリ出場権を獲得するだけで価値があります。

競輪祭女子王座戦(G1)の着順別賞金

着順 決勝賞金
1着 1,000万円
2着 350万円
3着 200万円
4着 130万円
5着 100万円
6着 80万円
7着 60万円

G1優勝1,000万円という金額は、男子のG2優勝(約600万円)より高い水準にあります。

斡旋手当・出走手当はどれくらいですか?

斡旋手当・出走手当は、賞金以外の安定収入です。

斡旋手当(1日あたり)

項目 金額
G1開催 約15,000円
G2・G3開催 約12,000円
FⅠ開催 約10,000円
FⅡ開催 約8,000円

斡旋手当は出場日数分が支給されるため、年間120日出場で年100〜150万円程度の収入になります。

出走手当(1レース)

項目 金額
G1出走 約30,000円
G2・G3出走 約25,000円
FⅠ出走 約15,000円
FⅡ出走 約10,000円

出走手当は1レースごとに支給されるため、年間100レース出走で年100〜200万円程度の収入になります。

年間収入の実例はどんな感じですか?

L級1班・L級2班それぞれの年間収入の実例を、公開情報から整理します。

L級1班・上位選手(佐藤水菜選手)の場合

項目 金額(概算)
レース賞金 4,842万5,000円
斡旋手当 約180万円
出走手当 約250万円
副収入 不明
合計 約5,272万円

L級1班・中堅選手の場合

項目 金額(概算)
レース賞金 約1,000万円
斡旋手当 約150万円
出走手当 約120万円
合計 約1,270万円

L級2班・若手選手の場合

項目 金額(概算)
レース賞金 約350万円
斡旋手当 約120万円
出走手当 約80万円
合計 約550万円

L級2班の若手でも年収550万円程度は確保できる構造です。専業として続けられる水準です。

ガールズ競輪の賞金は男子の何分の一ですか?

ガールズケイリンの賞金は男子S級選手の約3分の1〜4分の1の規模です。

男女別・グレード別の比較

グレード ガールズ優勝 男子優勝 比率
グランプリ 1,000万円 1.2億円 約12倍差
G1 500〜1,000万円 約4,000万円 約4倍差
G2 なし 約2,000万円 –
G3 約60万円 約300万円 約5倍差
FⅠ 約25万円 約50万円 約2倍差

グランプリだけ12倍と大きな差がありますが、F開催レベルでは2倍程度の差まで縮まります。L級1班の上位選手の年間収入は、男子S級2班の中堅選手と同等の水準です。

賞金以外の収入はどんなものがありますか?

賞金・斡旋手当・出走手当以外の収入として、以下のものがあります。

副収入の主な内訳

  1. スポンサー契約:年間50〜500万円程度
  2. メディア出演料:1回あたり数万〜数十万円
  3. YouTube収入:チャンネル運営選手の場合
  4. 書籍・コラム執筆:単発で数万円〜
  5. 指導料:プライベートレッスン(時間制)

私が観察してきた選手の中には、YouTubeチャンネルで月数万円〜数十万円の副収入を得ている方もいます。佐藤水菜選手・児玉碧衣選手はメディア露出も多く、副収入規模も比較的大きいと推測されます。

賞金は税金がかかりますか?

レース賞金は事業所得・雑所得として扱われ、所得税・住民税の対象になります。

税負担の概算(年収1,000万円のL級1班選手の場合)

項目 金額
年収 1,000万円
経費(用具・移動費等) 約200万円
課税所得 約800万円
所得税 約120万円
住民税 約80万円
手取り 約600万円

ガールズケイリン選手の多くは税理士と契約して確定申告を行っています。

まとめ:賞金は「選手の生活」と「業界の継続」の両輪

ガールズ競輪の賞金構造は、レース賞金(約80%)・斡旋手当(約12%)・出走手当(約8%)の3層で構成されます。L級1班の上位選手は年収1,000〜5,000万円、中堅は約1,300万円、L級2班の若手でも約550万円と、専業として続けられる水準が確保されています。

単発の勝ちより一年通しての佇まいで選手を見ていくと、賞金構造の中で選手がどう生活を組み立てているかが見えてきます。次回は「ガールズ競輪のかわいい選手」の話題について書きます。先輩を立て、後輩を守るという所作の中で、女子選手それぞれの個性をどう尊重していくかを、これからもお伝えしていきます。

▼関連記事:ガールズケイリン完全ガイド|注目選手と男子と異なる5つのルール

よくある質問(FAQ)

Q1. ガールズ競輪選手の平均年収はいくらですか?

L級1班の平均は約1,300万円、L級2班の平均は約550万円です。全体平均では約900万円程度です。

Q2. 賞金は出走から何日後に振り込まれますか?

レース終了後1〜2か月以内に振り込まれます。

Q3. 副収入はどの程度ありますか?

選手によって大きく異なりますが、平均的なL級1班選手で年間50〜200万円程度です。

Q4. ガールズ競輪選手の経費はどんなものがありますか?

自転車用具(フレーム・ホイール等)・遠征費・宿泊費・トレーニング費が主な経費です。年間200万円前後が標準です。

Q5. 引退後の選手の収入はどうなりますか?

代謝・自主引退で選手登録を抹消すると、賞金・斡旋手当の収入はなくなります。次のキャリアに移行するまでの数か月は無収入になる選手もいます。

出典・参考

  • KEIRIN.JP 賞金ランキング: https://keirin.jp/pc/prizeranking
  • ガールズケイリン公式 賞金ランキング: https://keirin-marche.jp/girlskeirin/ranking/
  • More CADENCE 2025年ガールズケイリン賞金ランキング: https://morecadence.jp/keirin/228335
  • 競輪選手の年収(netkeirin): https://keirin.netkeiba.com/


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