「場外開催ってどういう意味ですか?」というご質問をいただきました。観戦8年でも、場外発売との違いを言葉だけで説明するのは難しいなと感じる用語です。今日は、競輪の「場外開催」を本場開催と対比しながら整理します。
情報はKEIRIN.JP公式・各場発表値・業界用語集を参照しています。
「場外開催」とは何を指していますか?
競輪業界で「場外開催」と言うとき、文脈によって2つの意味があります。
| 意味 | 内容 |
|---|---|
| 1. 場外発売されるレース | 本場以外のサテライト・他の場・ネットで車券販売されるレースを指す呼び方 |
| 2. 本場のバンク以外で行われる特殊開催 | 本場改修工事中などに、別施設で開催される極めて稀な例 |
通常使われるのは1番目の意味です。「今日は久留米競輪場で場外開催(場外発売)があります」というように、本場非開催日に他場のレースを発売する状況を「場外開催」と表現します。
「場外開催」と「本場開催」はどう違いますか?
| 項目 | 本場開催 | 場外開催 |
|---|---|---|
| 本場でのレース | あり | なし |
| バンクでの選手の走り | あり | なし |
| 他場レースの車券販売 | あり(自場開催と並行) | あり(他場発売のみ) |
| 入場料 | 50〜100円 | 100〜200円 |
| 営業時間 | 競輪開催時刻 | 場外発売時刻に準じる |
最大の違いは「本場でのレース有無」です。本場開催の日は、その本場の選手たちが目の前のバンクで実際に走ります。一方、場外開催の日は、本場のバンクは静かなままで、サテライトとして他場のレース車券だけを販売します。
場外開催はいつ行われますか?
本場の年間開催日数は概ね100〜120日です。残りの245〜265日は自場非開催日となり、その多くは「場外開催」として他場レースの車券販売を行います。
| 年間日数 | 内訳 |
|---|---|
| 365日 | 1年 |
| 100-120日 | 本場開催日 |
| 245-265日 | 自場非開催日 |
| うち約200日 | 場外開催(他場発売) |
| うち約50日 | 完全休場日 |
私の地元の久留米競輪場は、年間110日前後の本場開催と、約220日の場外開催を行っています。「今週末は本場開催・来週は場外開催」というように、ファンは事前にKEIRIN.JPで確認します。
場外開催で観戦できるレースは?
本場開催日と同じく、全国で開催中のすべてのレースを観戦できます。
| 観戦対象 | 場外開催 |
|---|---|
| 自場のレース | なし(本場非開催のため) |
| 他場のG1・G2・G3 | あり(KEIRIN.JPと連動) |
| 他場のF1・F2 | あり |
| ミッドナイト競輪 | あり(夜間営業の場のみ) |
| ガールズケイリン | あり |
私はサテライト北九州を訪れたとき、九州地区のレースと関東地区のレースを2画面同時に観戦したことがあります。これは本場では味わえない、場外開催の魅力の一つです。
場外開催と「場外発売」はどう違いますか?
両者は実質的にほぼ同じ意味で使われますが、ニュアンスに差があります。
| 用語 | ニュアンス |
|---|---|
| 場外発売 | 「車券販売の仕組み」を指す |
| 場外開催 | 「その日が場外発売だけの開催日」を指す |
つまり、「場外開催の日に場外発売が行われる」という関係です。「久留米競輪場は今日は場外開催日です」と言えば、「久留米のレースはないけれど、他場のレース車券を販売しています」という意味になります。
場外開催の番組はどう決まりますか?
場外開催日の発売対象レースは、以下の順序で決まります。
1. 主催競輪場側で発売対象を選定:他場の開催スケジュールを見て、対象を選びます 2. 時間帯のバランス調整:早朝・昼・夜のレースをバランスよく組みます 3. G1・G2は優先発売:人気の高いグレードレースは原則として全場・全サテライトで発売 4. F1・F2は競合調整:同時刻に複数場の発売が重なる場合は、地区性を考慮
| 発売例(場外開催日) | 内容 |
|---|---|
| 午前 | 北日本場のF2レース |
| 昼 | 関東場のF1レース |
| 夕方 | 近畿場のG3記念競輪 |
| 夜 | 九州場のナイター |
| 深夜 | ミッドナイト競輪 |
ほぼ1日中レースを観戦できる構成になっているのが、場外開催の特徴です。
場外開催に行くメリットは?
私が場外開催を利用していて感じるメリットは以下の通りです。
1. 複数場のレースを同時に観戦できる
大型モニターで複数場の中継が流れているため、興味のあるレースを切り替えながら楽しめます。
2. 常連の方との会話
サテライトには競輪歴の長い常連の方が多く、予想を語り合える空間があります。先輩を立て、後輩を守るライン戦の知見を、常連の方の口から聞けるのは現地ならではです。
3. 紙の予想紙が手に入る
ネット投票では得られない、競輪専門紙や各場の予想紙が場内で購入できます。
4. 落ち着いた観戦環境
本場のような熱気はありませんが、その分、落ち着いた環境でじっくり予想を組めます。茶道の静けさにも通じる、独特の集中感があります。
ピラー記事への内部リンク
各場の本場開催・場外開催の年間スケジュールの詳細は、ピラー記事にまとめています。
全国43競輪場の特徴と攻略|333m・400m・500mバンク完全一覧
まとめ:場外開催は競輪の年間の主役
競輪の「場外開催」を、本場開催との対比で整理しました。
- 場外開催は本場以外で発売される日を指す
- 年間で約200日が場外開催(本場開催は約110日)
- 発売対象は全国の本場開催レース
- 場外開催日は常連の会話と紙予想紙が魅力
- ネット投票と並ぶ「現地観戦」の選択肢
「型を覚えてから自分の流儀を」、競輪の楽しみ方も、本場開催と場外開催を行き来することで深まっていきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「場外開催」とは何ですか?
A. 本場以外で他場のレース車券が発売される日を指します。本場のバンクではレースは行われません。
Q2. 本場開催と場外開催はどう違いますか?
A. 本場開催は自場でレース実施+他場発売、場外開催は他場発売のみです。
Q3. 場外開催は年間に何日くらいありますか?
A. 各場で約200日が場外開催日です(自場非開催日の大半)。
Q4. 場外開催日にはどんなレースが買えますか?
A. 全国で開催中のすべてのレースが対象です。G1・G2・G3・F1・F2・ミッドナイト競輪まで網羅されます。
Q5. 場外開催に行くメリットは?
A. 複数場の同時観戦・常連の会話・紙予想紙の購入などが、ネット投票では得られない価値です。
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