「場外発売って言葉、テレビの競輪中継でよく聞くんですが、何のことですか?」というご質問を、競輪を始めたばかりの方からよくいただきます。観戦歴8年の私も、最初は曖昧な理解のまま使っていた言葉でした。今日は、競輪の場外発売を初心者向けに整理します。
情報はKEIRIN.JP公式・各場発表値の2025年情報を参照しています。
「競輪 場外発売とは」何ですか?
場外発売とは、本場以外の場所で、本場で開催中のレース車券を販売する仕組みです。
例えば、福岡県の久留米競輪場でレースが行われている日に、東京都の京王閣競輪場や兵庫県のサテライト姫路でも、久留米のレースの車券が買えます。これが場外発売です。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| 売る場所 | 他の本場・サテライト・インターネット |
| 売るもの | 本場で開催中のレースの車券 |
| 売上の帰属 | 開催場(売上の本筋は本場へ) |
| 発売場の手数料 | 売上の3〜8%程度 |
本場と場外発売の関係はどうなっていますか?
本場と場外発売の関係を、家族で言うと「親と子」のような関係です。本場が「親」(レースを開催する)、場外発売が「子」(その車券を販売する)の関係になります。
| 立場 | 役割 |
|---|---|
| 本場 | レースを開催し、車券を発売する主体 |
| 他の本場 | 自場非開催日に他場レースを発売 |
| サテライト | 場外専用施設として他場レースを発売 |
| ネット投票 | 全国どこからでも全場のレースを発売 |
私が観戦している福岡県では、久留米競輪場が本場で、その車券をサテライト北九州・サテライト博多・他の九州地区の本場・KEIRIN.JPなどで購入できる、という関係になっています。
なぜ場外発売の仕組みが必要なのですか?
場外発売は競輪の売上を最大化するためです。
| 観点 | 場外発売のメリット |
|---|---|
| ファン目線 | 近くで全国のレースを楽しめる |
| 開催場目線 | 売上を地理を超えて拡大できる |
| 業界全体 | ファン層と売上の拡大 |
本場だけで車券を売る仕組みだと、競輪場のない県のファンは観戦できません。場外発売があることで、47都道府県のどこからでも競輪が楽しめる環境が整っています。
場外発売はいつから始まったのですか?
競輪の場外発売は、1956年(昭和31年)に最初の場外車券売場が開設されたのが始まりです。
| 年代 | 主な場外発売手段 |
|---|---|
| 1956年〜 | 場外車券売場(サテライト)の開始 |
| 1990年代 | 電話投票の開始 |
| 2000年代 | インターネット投票の開始(KEIRIN.JP) |
| 2010年代 | スマホアプリの本格化 |
| 2020年代 | ネット投票が売上85%占有 |
1956年から70年近く続く伝統的な仕組みですが、その姿はサテライトからネット投票へと大きく変わっています。
場外発売の対象となるレースは?
原則として全国の本場で開催中のすべてのレースが対象です。
| 開催種別 | 場外発売 |
|---|---|
| GP(KEIRINグランプリ) | 全国場・サテライト・ネット全対応 |
| G1・G2 | 全国場・サテライト・ネット全対応 |
| G3(記念競輪) | 全国場・サテライト・ネット全対応 |
| F1(普通競輪) | 全国場・サテライト・ネット全対応 |
| F2(チャレンジ・ガールズ) | 一部限定発売あり |
| ミッドナイト競輪 | ネット投票中心(夜間営業の場のみ) |
特にG1・GPは、全国のどのサテライトでも例外なく発売されます。私はKEIRINグランプリを毎年、サテライト北九州または自宅のネット投票で観戦しています。
場外発売とインターネット投票の関係は?
ネット投票も広い意味では場外発売の一形態です。
| 区分 | 構成比(2024年度) |
|---|---|
| 狭義の場外発売(サテライト+他場発売) | 約13% |
| 広義の場外発売(+ネット投票) | 約98% |
| 本場販売 | 約7% |
つまり、競輪売上の98%は「場外発売」と言えます。本場で実際に発売されている割合は7%しかなく、ネット投票・サテライトを含めた場外発売が競輪の主流となっています。
場外発売の支払率は本場と同じですか?
同じです。
| 車券種 | 支払率(払戻率) |
|---|---|
| 単勝・複勝 | 75% |
| 2車単 | 70% |
| 2車複 | 75% |
| 3連単 | 75% |
| 3連複 | 75% |
| ワイド | 75% |
100円を支払って当たった場合、平均で75円が払い戻される計算です(残り25%は控除)。本場・サテライト・ネット投票すべて同じ支払率ですので、どこで買っても期待値は変わりません。
場外発売で買えないものはありますか?
ほぼありませんが、稀に以下のケースがあります。
| 制限例 | 内容 |
|---|---|
| 地元限定発売 | 一部の小型開催で、限定された場でのみ発売 |
| 完売締切 | 発売枚数の上限を超えると締切(極めて稀) |
| 通信障害時 | ネット投票で発生(サテライトに切替) |
通常の本場開催レースで「場外で買えない」ケースはほぼないため、ファンは安心して場外発売を利用できます。
ピラー記事への内部リンク
各場の場外発売・本場開催の詳細は、ピラー記事にまとめています。
全国43競輪場の特徴と攻略|333m・400m・500mバンク完全一覧
まとめ:場外発売は競輪の主流
「競輪 場外発売とは」を、初心者向けに整理しました。
- 場外発売は本場以外で他場レースの車券を売る仕組み
- 1956年から続く伝統的な仕組み
- 競輪売上の98%は広義の場外発売(ネット投票含む)
- 支払率は本場と同じ(3連単75%)
- 全国どこからでも全国のレースが楽しめる
「型を覚えてから自分の流儀を」、競輪の楽しみ方は、場外発売を理解することから始まります。
よくある質問(FAQ)
Q1. 「競輪 場外発売とは」何ですか?
A. 本場以外で他場レースの車券を販売する仕組みです。サテライト・他場・ネット投票で実施されます。
Q2. 場外発売はいつから始まりましたか?
A. 1956年(昭和31年)から始まりました。
Q3. 場外発売の売上は競輪全体の何%ですか?
A. ネット投票を含む広義の場外発売は約98%を占めます。狭義(サテライト+他場発売)は約13%です。
Q4. 場外発売と本場の車券価格は違いますか?
A. 同額です。100円の3連単は本場でもサテライトでもネットでも100円です。
Q5. 場外発売で買えないレースはありますか?
A. ほぼありませんが、一部の地元限定発売は例外的に対象外です。
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