私が初めて競輪を観た日は、夫に連れられて行った久留米競輪場でのF1開催でした。当時の私は「F1?G3?」とグレードの違いも分からないまま座っていて、夫が「これは普通開催だよ」と教えてくれたのを覚えています。今日は競輪のレース帯(グレード)を初心者向けに整理して、初心者の方が観るべき順番をまとめます。
競輪のレースには6つのグレードがあり、それぞれ賞金規模・出走選手・難易度が違います。初心者の方がいきなり最高峰のGP(グランプリ)から観始めるのは、いきなり茶道のお家元のお茶会に出るようなもので、面白さが伝わりにくいと感じます。
このガイドでは、グレード別の特徴を表で整理し、初心者の方が「1か月目→3か月目→半年後→1年後」と段階を踏んで観られる順番でお伝えします。
競輪のレース帯は何種類ありますか?
6種類のグレードがあります。
| グレード | 別名 | 賞金規模 | 主な出走選手 |
|---|---|---|---|
| GP | グランプリ | 約1.2億円 | S級S班9名 |
| G1 | 特別競輪 | 約7,000万円 | S級S班・1班トップ |
| G2 | 重賞 | 約3,500万円 | S級1班中心 |
| G3 | 記念競輪 | 約1,500万円 | S級1班・2班 |
| F1 | 普通開催 | 約500万円 | S級2班・A級トップ |
| F2 | 普通開催 | 約300万円 | A級中心 |
出典:KEIRIN.JP・JKA公表値(2024年度実績)
初心者の方が最初に観るべきはF2、続いてF1、その後にG3、G1と進むのが標準的な順番です。型を覚えてから自分の流儀を。これは茶道だけでなく、競輪の観戦順序にも当てはまる考え方です。
グレードの色分けは何ですか?
KEIRIN.JPの番組欄では、グレードごとに色分けがされていることが多いです。GPは特別色、G1〜G3は赤系、F1は青系、F2は緑系といった分類で、視覚的にグレードを判断しやすくなっています。
競輪初心者が1か月目に観るべきレースは?
ミッドナイト競輪のF2が最もおすすめです。
ミッドナイトF2の特徴
- 7車立て:ライン構成がシンプル(2-2-3か3-2-2)
- 夜21〜23時開催:仕事や家事の後にゆっくり観られる
- 無観客レース:画面越しでも雰囲気が伝わる
- A級中心:実力差が小さく、堅い決着が多い
- 平均配当:ワイドで500〜800円程度
私自身、初心者の頃はミッドナイトF2を中心に観ていて、3か月で「7車立てなら大体読める」という感覚が身につきました。最初の入り口として、これ以上ない選択だと感じています。
モーニング・デイのF2もありますか?
あります。モーニング競輪は午前9〜11時頃、デイのF2は午前10時〜午後4時頃の開催です。ライフスタイルに合わせて、自分が観やすい時間帯のF2を選ぶのが続けるコツです。
競輪初心者が3か月目に観るべきレースは?
F1(普通開催)が次のステップです。
F1の特徴
- 9車立てが中心:ライン構成が3-3-3か4-3-2
- S級2班とA級1班が中心:実力差が広がってくる
- デイ開催が多い:午前10時〜午後4時
- 平均配当:ワイドで600〜1,000円
F2と比べてライン構成が複雑になりますが、その分予想の組み立て方の幅が広がります。私は2か月目からF1を増やしていって、3か月目にはF1を主軸に、F2を週末に楽しむリズムに移行しました。
F1とF2の見分け方
KEIRIN.JPの開催カレンダーに「F1」「F2」と明記されています。番組欄を開く前に、その日の開催がどちらかを確認するのが習慣にすると良いです。
競輪初心者が半年後に観るべきレースは?
G3(記念競輪)に進むのがおすすめです。
G3記念競輪の特徴
- S級1班〜2班が中心:トップ選手の走りが観られる
- 年に約50回の開催:全国43場で持ち回り
- 賞金規模約1,500万円:F1の3倍
- 3〜4日間の開催:予選〜決勝の流れがある
- 平均配当:ワイドで800〜1,500円
G3記念競輪は、地元の選手にとって「ホーム凱旋」の意味があり、地区ラインの結束が強く出るレースです。私は九州の小倉記念や久留米記念を、半年〜1年後から本格的に観るようになりました。
G3で観るべきポイントは?
決勝戦に向けて選手が予選から組み立てていくストーリーを観るのが、G3の醍醐味だと感じます。予選1日目の走りと決勝での走りが違うこともよくあり、選手の調整力が見えてくる4日間です。
競輪初心者が1年後に観るべきレースは?
G1〜G2、その先にGP(グランプリ)が控えています。
G1の特徴
- S級S班・1班トップが出走
- 年に10回前後の開催:日本選手権・高松宮記念杯など
- 賞金規模約7,000万円:G3の約5倍
- 5〜6日間の開催:選手の総力が試される
- 平均配当:ワイドで1,000〜2,000円
G1は脇本雄太選手・新田祐大選手・古性優作選手などのトップ選手が一堂に会するレースで、観戦の醍醐味が詰まっています。
GP(グランプリ)の特徴
- S級S班9名のみが出走
- 年1回・12月29日に開催(KEIRINグランプリ)
- 賞金規模約1.2億円:1着賞金1億円
- 競輪界最高峰:年に1度の晴れ舞台
- 平均配当:固有レースのため変動幅大
GPは1年の集大成として、すべての競輪ファンが注目するレースです。1年観戦を続けた方なら、選手それぞれの歩みが見えていて、より深く楽しめると思います。
レース帯ごとに何が違うのですか?
3つの観点で違いがまとまります。
出走選手の階級
- F2:A級中心、S級2班も一部
- F1:S級2班・A級1班中心
- G3:S級1班・2班中心
- G1〜G2:S級S班・1班トップ
- GP:S級S班9名のみ
賞金規模
- F2:1着約30〜50万円
- F1:1着約60〜100万円
- G3:1着約300〜500万円
- G1:1着約1,500〜2,000万円
- GP:1着1億円
開催頻度
F2・F1はほぼ毎日どこかで開催、G3は月に4〜5回、G1は月に1〜2回、GPは年1回のみという開催ペースです。
初心者の方におすすめのカレンダーは?
1年間の標準的な観戦カレンダーを紹介します。
| 月 | 主な観戦対象 |
|---|---|
| 1〜3月 | F2・F1で型を覚える |
| 4〜6月 | F1中心、月1回G3に挑戦 |
| 7〜9月 | F1とG3を半々で楽しむ |
| 10〜11月 | G2・G1を週末に観戦 |
| 12月 | GP(グランプリ)を観る |
このリズムで1年観戦すると、競輪の年間の流れが見えてきます。私は8年このリズムを基本にしていて、毎年12月のGPを楽しみに過ごしています。
まとめ:競輪初心者は段階を踏んで観戦を広げる
最後に、初心者の方が観戦を広げる順番を5ステップでまとめます。
- 1か月目:ミッドナイトF2で7車立てに慣れる
- 3か月目:F1で9車立てに進む
- 半年後:G3記念競輪で重賞の雰囲気を味わう
- 1年後:G1〜G2でトップ選手の走りを観る
- 1年後の12月:GPで競輪界の最高峰を楽しむ
この順番で1年観戦を続ければ、競輪との距離感がぐっと縮まります。単発の勝ちより一年通しての佇まい。これは選手の評価軸ですが、私たち観戦する側にも当てはまる言葉だと感じています。
予想の組み立て方は「競輪初心者の予想の仕方」、買い方の詳細は「競輪初心者の買い方」、選手のことを知りたければ「S級・A級主要選手図鑑」でそれぞれまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 競輪初心者が最初に観るべきレースは?
ミッドナイト競輪のF2がおすすめです。7車立てでライン構成がシンプル、夜開催で落ち着いて観られる、A級中心で実力差が小さいなど、初心者向けの条件が揃っています。
Q2. F1とF2はどちらが初心者向けですか?
F2のほうが7車立て中心でライン構成がシンプルなため、初心者向けです。1か月慣れた後、F1の9車立てに進むのが標準的な順番です。
Q3. 競輪初心者はG1・GPをいきなり観てもいいですか?
観るだけならいつでも構いません。ただし車券を買う場合は、F2・F1で型を身につけてから挑戦するのが安全です。G1は実力が拮抗していて、初心者の方の予想精度では予算が一気に減る可能性があります。
Q4. 競輪のグレードはどこで確認できますか?
KEIRIN.JPの開催カレンダーで、その日の開催のグレード(F1/F2/G3/G1など)が明記されています。番組欄を開く前に確認するのが習慣になると、観戦の質が変わります。
Q5. 競輪初心者は何レース観れば慣れますか?
1日3レース×3か月(合計約270レース)が、感覚を掴むまでの目安です。私の場合、3か月目あたりから「このレースは堅い」「これは難しい」という直感が当たるようになってきました。
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